Schimmrigkさんは、数論幾何をベースとして弦理論の研究をされておられますが、前の講義ノートを公開して以降、2年以上何もしていないので、2012年から2013年にかけてどのようなことをやられているのかを紹介したいと思います。
話題は2つあるようです。
1、弦のモジュラ形式から、時空が出現すること---この点は、前の論文の内容ように思えます.
2、余剰次元の探索のための保型ブラックホール---この点が新しい内容かもしれません.
1、の内容は、下記の論文の前半部分で、
Emergent spacetime and black hole probes from automorphic forms
2、の内容は、同じ論文の後半部分で、
Emergent spacetime and black hole probes from automorphic forms
ほかにエッセイが出ていて、2の話題を扱っています.
Black Hole Probes of Automorphic Space
ご存知のように、物理学というよりも数論幾何にみえます.