2011年6月30日木曜日

Verlindeさんの講義「我が宇宙の隠れた相空間」

English version
E.Verlindeさんが、6月22日にカナダのPerimeter研究所で、「わが宇宙の隠れた相空間」と題する講演を行いました。簡単な一文にしてあります。

Perimeter 研究所での E.Verlinde さんのレクチャ

Perimeter研究所での講義は、

The Hidden Phase Space of our Universe

Perimeter研究所の研究会のプログラムを見ると、de Sitter空間の研究が大きく進んでいるように思われます。

2011年6月29日水曜日

Riemannのゼータ函数と函数等式IX

English version
おそらくRiemann予想のアプローチで最も古いものにMertens予想というものがあります。1885年にStieltiesさんにより、提唱されたものです。現在ではどうも誤りと考えられています。しかし、このアプローチがBrown運動とRiemannゼータを結びつけていっていることを考えると、重要で基本的なことであると思われます。

Riemannのゼータ函数と函数等式 IX

ほぼMertens予想のステートメントは誤りであろうこと、Dirichlet級数が重要であること、統計物理とRiemannゼータをErdos-Kacの定理が結んでいくことを書いています。

2011年6月28日火曜日

Riemannのゼータ函数と函数等式VIII

English version
Lee-Yangの定理とRiemannゼータの関係について、1999年にKnaufさんが示しておられます。副題として、『Lee-Yangの定理とRiemannゼータ函数』としました。

Riemannのゼータ函数と函数等式VIII

本文は、統計物理学とRiemannゼータ函数の関係について述べています。他のアプローチもあると思います。事実、英語版Wikipediaに最近登場した素晴らしい「物理と数論の総合報告」arxiv:1101.3116

Physics and the Riemann Hypothesis

には、これと同様な命題が記載されています。しかしKnaufさんの引用はありませんので、ここで強調したかった一つの根拠です。

また、ConnesさんたちのKMS_\beta(熱力学とRiemannゼータとの関係)も、本件と同等であることが示されているようです。

2011年6月23日木曜日

USLHC ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs 0

English version
US LHC F. TanedoさんのQuantum Diaryの記事"Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs"を日本語化をしました。とても素晴らしいポストです。カイラリティとヘリシティの違い。粒子と反粒子の混合としての物質的粒子。非専門家向けの解説です。次回が非常に楽しみです。コメントから重要と思われる部分を私が抜き出しました。また【対訳】も掲載しました(長いので見やすくはありません)。

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs I

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs II

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs III

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs IV(コメント部分の抄訳)

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs(全文対訳)

原文は、

Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs

です。

また参照サイトCosmic Varianceは「カイラリティと陽電子の口ひげ」という題:

Chirality and the Positron's Mustache

Reference Frameは「スピンの違う粒子とその役割」という題:

Particles of different spins and their roles

USLHC ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs IV

US LHC F. TanedoさんのQuantum Diaryの記事"Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs"を日本語化をしました。第四回目です。対訳は後日にします。今回はコメントから重要と思われる部分を私が抜き出しました。他のサイトの内容もあります。(Cosmic VarianceとRefernce Frame)

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs IV

原文は、

Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs

です。Cosmic Varianceは「カイラリティと陽電子の口ひげ」という題:

Chirality and the Positron's Mustache

Reference Frameは「スピンの違う粒子とその役割」という題:

Particles of different spins and their roles

USLHC ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs III

US LHC F. TanedoさんのQuantum Diaryの記事"Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs"を日本語化をしました。第三回目です。対訳は後日にします。今回は混合の話とHiggsの必然性の話です。(付録にMajorana質量)

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs III

原文は、

Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs

です。

2011年6月22日水曜日

USLHC ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs II

US LHC F. TanedoさんのQuantum Diaryの記事"Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs"を日本語化をしました。第二回目です。対訳は後日にします。今回はカイラリティの話です。

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs II

原文は、

Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs

です。本文の中に後日更新(6/21)されたものは、反映しております。

USLHC ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs I

US LHC F. TanedoさんのQuantum Diaryの記事"Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs"を日本語化をしました。第一回目です。長いので3回に分けます。対訳は後日にします。

特に素晴らしい記事で、ヘリシティとカイラリティの説明や、質量と混合(mixture)との関係も記載されています。

ヘリシティ、カイラリティ、質量そして Higgs I

原文は、

Helicity, Chirality, Mass, and the Higgs

です。すでにコメントも多く書き込まれていて、他のサイトにも記載が出てますが、、、

2011年6月21日火曜日

幾何学的 Langlands と可積分系のコメント II

English version
「幾何学的Langlandsと可積分系」のコメント欄の抄訳を掲載します。全体は長いので、【抄訳】とし、今回は第二回目です。

幾何学的Langlands と可積分系のコメントII

原文は、Urs Schreiberさんのn-category cafeの記事、

A Little Bit of Geometric Langlands: Relation to Integrable Systems

です。

幾何学的 Langlands と可積分系のコメント I

English version
「幾何学的Langlandsと可積分系」のコメント欄の抄訳を掲載します。本文は、Langlands対応とBethe Ansatzの関係について述べられていますが、コメントは数論的Langlandsと幾何学的Langlandsとの関係について本質的な議論がなされています。全体は長いので、【抄訳】とし、第一回目と第二回目に分けます。

幾何学的Langlands と可積分系のコメントI

原文は、Urs Schreiberさんのn-category cafeの記事、

A Little Bit of Geometric Langlands: Relation to Integrable Systems

です。

2011年6月16日木曜日

2011年6月14日火曜日

D0はCDFの主張top-antitopの質量差異も棄却

English version
6月14日、"D0 rejects CDF's claim on top-antitop mass difference, too"というタイトルの記事がLubos Motlさんのblogへ掲載されました。D0の結果は、『CDFで見られたピークは、D0では見られない』というものですが、さらにトップクォークと反トップクォークの質量のバランスが破れるということに対して批判した内容。

この"D0 rejects CDF's claim on top-antitop mass difference, too"を日本語としました。

D0はCDFのトップと反トップの質量差異の主張も棄却した

原文は、

D0 rejects CDF's claim on top-antitop mass difference, too

です。論争なので読みにくいかもしれませんが、CPT対称性との関係について記載されています。

2011年6月11日土曜日

resonaanceのD0の記事

English version
6月10日に、"D0: no bump"というタイトルの記事が"resonaance"へ掲載されました。この前にFermilabからD0のデータが公式に発表されたようです。結果はD0では、『CDFで見られたピークは、D0では見られない』というものです。

この"D0: no bump"を日本語としました。

D0 には何もピークがない

原文は、

D0: no bump

です。他の同趣旨のブログサイトのリンクは、原文のものを再現しています。

USLHC "TevatronとLHCが重なるとき"

6月9日のUSLHCのMichael Schmittさんの記事「A time when the Tevatron and the LHC Overlap」を【日本語】にします。

内容は、TevatronとLHCの差異を説明し、このことの意味が記載されています。

TevatronとLHCが重なるとき【日本語】

原文は、

A time when the Tevatron and the LHC Overlap【英語】

2011年6月8日水曜日

USLHC "Blois Blois Blois!"

6月7日のUSLHCのAidan Randle-Condeさんの記事「Blois Blois Blois!」を【日本語】にします。

内容は、現在話題のCDFでのピークの話で、今までで最もさらりと書いてあります。

Blois Blois Blois!【日本語】

原文は、

Blois Blois Blois!【英語】

6/6のresonaanceの説明記事

English version
6月6日の"Résonaances"の記事"More details about the CDF bump"を日本語にしました。先日の記事の継続説明です。

何が進行しているのかについて、理解すべきと思い、日本語化しましたが、最後の「LHCとの比較」の部分は、私自身が理解出来ていません。

CDF のピークについてのさらに詳細

原文は、

More details about the CDF bump

2011年6月7日火曜日

Monstrous moonshine, 有限群、弦理論【日本語化】

English version
Lubos Motlさんの、2006年12月2日の記事"Monstrous moonshine, finite groups, and string theory"を日本語化します。これはLubos Motlさんの記事"Monstrous symmetry of black holes: beauty and the beast"の記事で引用してされています。タイトルの通り、モンスター対称性と有限群、弦理論の関係についてです。

Monstrous moonshine, 有限群と弦理論【日本語】

Lubos Motlさんのブログの原文は、

Monstrous moonshine, finite groups, and string theory (in English)

です。なお、原文にリンクが多いので、リンクは保持した仕上がりにしています。

2011年6月5日日曜日

USLHC 「Higgs and the vacuum: Viva la “vev”」の【対訳】

6月3日のUSLHCのFlip Tanedosさんの記事「Higgs and the vacuum: Viva la "vev"」を【対訳】にします。

内容は、文字通りHiggsの真空期待値についてです。

Higgs と真空:やったぜ「真空期待値」【対訳】

原文は、

Higgs and the vacuum: Viva la "vev"【英語】

です。なお、Higgsの真空期待値のみが、粒子の質量をあたえているわけではないことを注意しておきます。

2011年6月4日土曜日

Mahler測度、双曲幾何学と二重対数VIII(暫定版)

English version
2003年のコンファレンスのまとめた記事があり、下手な解説よりも余程、多面的に書いてあり動機付にもなるので、それを翻訳して解説とすることとしました。今回は第二回目。他変数の多項式のMahler測度について、Mahler測度と$3$次元の双曲幾何学との関係が内容です。

Mahler 測度、双曲幾何学と二重対数VIII

なおBoyd先生のHome Pageは、

David W. Boyd

のなかにある、The Many Aspects of Mahler's Measureです

2011年6月3日金曜日

Mahler測度、双曲幾何学と二重対数VII(暫定版)

English version
2003年のコンファレンスのまとめた記事があり、下手な解説よりも余程、多面的に書いてあり動機付にもなるので、それを翻訳して解説とすることとしました。今回は第二回目。他変数の多項式のMahler測度について、Mahler測度と$3$次元の双曲幾何学との関係が内容です。

Mahler 測度、双曲幾何学と二重対数VII

なおBoyd先生のHome Pageは、

David W. Boyd

のなかにある、The Many Aspects of Mahler's Measureです

2011年6月2日木曜日

Mahler測度、双曲幾何学と二重対数VI(暫定版)

English version
Boyd先生のHome.Pageが残っているのを発見しました。中を見たところ、2003年のコンファレンスのまとめた記事があり、下手な解説よりも余程、多面的に書いてあり動機付にもなるので、それを翻訳して解説とすることとしました。3度ほどに分割します。今回は第一回目

Mahler 測度、双曲幾何学と二重対数VI

なおBoyd先生のHome Pageは、

David W. Boyd

のなかにある、The Many Aspects of Mahler's Measureです

2011年6月1日水曜日

昨日のresonaanceの説明記事

English version
昨日、am6:30頃(日本時間)に、"CDF: Wjj bump almost 5 sigma!!!"というタイトルの記事が"resonaance"へポストされました。このこの少しばかり前に、"Theorists vs. the CDF bump"という記事が掲載されていて、その内容が書いてあります。

この"Theorists vs. the CDF bump"を日本語としました。

理論家 vs. CDF のピーク

原文は、

Theorists vs. the CDF bump