2013年9月7日土曜日

英語版Wikipediaの『ミラー対称性 (弦理論)』『AdS/CFT対応』の内容の大幅な更新について

English version

Wikipedia英語版の『ミラー対称性 (弦理論)』という記事が9月にはいってから、内容が大幅に更新されています.観点がまったく『数学的』になっていて、記事としてまとまってはいると思うのであるが、以前の『物理的』観点からの『ミラー対称性 (弦理論)』の内容とは異なったものとなっている.

日本語版はすでに、この新しい記事を日本語化してあります.さらに、以前の『物理的』な観点からの記事は、『付記』として記事の最後に以前のままの記事を残してあります.ご覧いただければすぐにわかります.

10 Sep 2013 英語版note欄に、1st Aug 2013 version を復活させました。決して、今の英語版の記事が悪いと思っているわけでもないのであるが、物理的な視点が削除されていることが残念でそのようにした.ミラー対称性の考え方自体は、物理から来ているわけであるし、重要な考え方であるBatyrev-Borisov構成や、弦双対性の話題を削除してミラー対称性の流れは出てこないのではないだろうか.

14 Sep 2013 前の1st Aug 2013バージョンを、『付記』からノート欄へ移動しました.14日時点の英語版への更新分すべてを日本語版に反映しました.確かにまとまった記事になっています.

26 Oct 2013 『AdS/CFT対応』という記事も英語版が大幅な変更となりました.いくつか論争もあったようですが、現在は落ち着いたので、丸々日本語化しました

Mirror symmetry (string theory)(in English)

ミラー対称性 (弦理論)(日本語)

AdS/CFT correspondence(in English)

AdS/CFT対応(日本語)

6 件のコメント:

  1. 7 Sep 2013

    この記事は、代数幾何関係のWikiの記事の元にしているのだから、非常に重要と思ったのである.事実、Wikipediaの英語版の編集をやろうと思った記事がこの記事であるから、、、

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  2. 私と同じ意見の人が複数いる。

    本人から下記の反論があった.

    The current version of the article does emphasize the mathematical applications of mirror symmetry, but I'm still in the process of revising, and eventually I intend to add more about mirror symmetry from a physical point of view. The version from July 2013 was mostly not about mirror symmetry per se but another duality between three-dimensional gauge theories. This information is still available in the article 3D mirror symmetry. Polytope24 (talk) 13:44, 7 September 2013 (UTC)

    現在のバージョンは、ミラー対称性の数学への応用を記載しているが、しかし、私はまだ復活している最中であり、結局はさらに物理的な視点からもミラー対称性について記載するつもりである。2013年7月版はミラー対称性についてはあまり書いておらず、他の3次元のゲージ理論の間の双対性について書いてある.この記載内容は『3次元ミラー対称性』という記事にしてあり、そちらで見ることができる.

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  3. しかし明らかに下記の点は削除されている、いづれも『ミラー対称性 (弦理論)』の項目としては必須ではないだろうか.

    ・Batyrev-Borisov構成
    (これは内容が記載されているわけではないが、1990年代のミラー構成としては数学的にも重要)
    ・Toric的なCalabi-Yauからgauge理論へ向かう部分
    ・t Hooft-Polyakovと電磁双対性(ミラー対称性と間接的に関連する)
    ●二次元gauge理論におけるシグマモデルのミラー対称性
    ●三次元gauge理論におけるミラー対称性

    最後の2つは弦理論への応用というか例ということにおいて重要です.

    物理的観点の内容は、改善の必要はあっても、これはやはり削除されては困る項目です.

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  4. By the way, you are welcome to create subpages on more technical topics and link to them from here. Perhaps that is what you meant by an "appendix". Polytope24 (talk) 16:13, 8 September 2013 (UTC)

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  5. 28 Oct. 2013

    双方の記事に、文献欄の変更が入っているので、日本語版も修正しました.

    3次元ミラー対称性もノート欄を独立させないといけなくなってきた.

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  6. 29 Oct. 2013

    『AdS/CFT対応』英文版にかなりの箇所にわたり、修正が入っているのを反映した..

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