2011年4月30日土曜日

2011年4月29日金曜日

新しい噂(Higgs発見か?)の顛末

4月22日午前中(日本時間)新しい噂(ATLASでHiggs発見か?)が流れました。かなりの広がりを見せましたが、現在は収束しています。流した責任の一端はありますので、その顛末を記載しました。御一読下さい。

新しい噂(ATLASでHiggs発見か?)の顛末

また、別紙一覧は下記です。ご参考程度。

別紙一覧

連休明けから、今度は、『噂の針』が反対に振れてきた。これも、ご参考程度。Pitkanen先生は、もともと4月22日のHiggsの噂には慎重な態度でした。やはり4月25日のCERNの発表が重要なのだと思います。

別紙一覧(その2)

2011年4月28日木曜日

インスタントンについて

English version
en.wikiの上の"instanton"という項目があります。日本語版にはないので、日本語化しました

Instanton【日本語】

2011年4月27日水曜日

USLHC WW の生成と Higgs 探求の最初の CMS の結果(2)

4月17日のUSLHCのBrian Dorneyさんの記事"First CMS Results on WW Production and Higgs Search"を【日本語のみ】にします。2つに分けます。今回は第二回目

WW の生成と Higgs 探求の最初の CMS の結果(2)【日本語のみ版】

本記事は、2月に提出されたCMSチームの始めてのWWの生成とHiggs探求の結果の分かり易い説明です。確かに少ないデータでの解析となっています。今後のLHCでのHiggs探求の結果が待たれるところです。なお、USLHCのチームはもとより、CMSチーム、ひいては、CERN全体のコンセンサスを得ている内容になっているものと思います。

USLHCのブログの中でも重要な解説と考え、日本語化しました。

USLHC WW の生成と Higgs 探求の最初の CMS の結果(1)

4月17日のUSLHCのBrian Dorneyさんの記事"First CMS Results on WW Production and Higgs Search"を【日本語のみ】にします。2つに分けます。今回は第一回目

WW の生成と Higgs 探求の最初の CMS の結果(1)【日本語のみ版】

本記事は、2月に提出されたCMSチームの始めてのWWの生成とHiggs探求の結果の分かり易い説明です。確かに少ないデータでの解析となっています。今後のLHCでのHiggs探求の結果が待たれるところです。なお、USLHCのチームはもとより、CMSチーム、ひいては、CERN全体のコンセンサスを得ている内容になっているものと思います。

USLHCのブログの中でも重要な解説と考え、日本語化しました。

2011年4月26日火曜日

USLHC ジェットについて(NO. 3)(日本語のみ版)

4月23日のUSLHCのFlip Tanedoさんの記事"When you're a jet, you're a jet all the way"を【日本語のみ】にします。長いので、3つに分けます。今回は第三回目

ジェットについて(NO. 3)【日本語のみ版】

2011年4月25日月曜日

USLHC ジェットについて(NO. 2)(日本語のみ版)

4月23日のUSLHCのFlip Tanedoさんの記事"When you're a jet, you're a jet all the way"を【日本語のみ】にします。長いので、3つに分けます。今回は第二回目

ジェットについて(NO. 2)【日本語のみ版】

USLHC ジェットについて(NO. 1)(日本語のみ版)

4月23日のUSLHCのFlip Tanedoさんの記事"When you're a jet, you're a jet all the way"を【日本語のみ】にします。長いので、3つに分けます。今回は第一回目

ジェットについて(NO. 1)【日本語のみ版】

2011年4月24日日曜日

一般化された複素構造について

English version
en.wikiの上の"generalized complex structure"という項目があります。日本語版にはないので、日本語化しました

generalized complex structure【日本語】

USLHC CDFの“Wボゾン+dijets”が新しい何かヒントに(日本語のみ版)

4月5日のUSLHCのF. Tanedoさんの記事"A hint of something new in "W+dijets" at CDF"を日本語だけの版にします。長いので2つの部分に分けて掲載します。

(1)は、Fermilabチームの論文発表の経緯と、言いたいことの導入部分。(2)はその分析がなされている。データが少ない点、シグマが3であること、想定される隆起の質量についても注意ください。最後のacknowledgementも日本語にしました。

CDFの“Wボゾン+dijets”が新しい何かヒントに(1)

CDFの“Wボゾン+dijets”が新しい何かヒントに(2)

原文は、

"A hint of something new in "W+dijets" at CDF (in English)"

です。

2011年4月22日金曜日

Hitchin functionalについて

English version
en.wikiの上の"Hitchin functional"という項目があります。日本語版にはないので、日本語化しました

Hitchin functional【日本語】

Nahm equationについて

English version
en.wikiの上の"Nahm equation"という項目があります。日本語版にはないので、日本語化しました

Nahm equation【日本語】

2011年4月20日水曜日

Khovanovホモロジーのエピソード(続^3)

カテゴリ化の話をすすめているのですが、今回はKhovanovホモロジーそのものに焦点を当てました。といっても、Khovanovさんのarxivの導入部分がそのまんまなのです。

Khovanovホモロジーのエピソード(続^3)
(日本語が表示されませんので、ビットイメージといたしました。)

Mikhail Khovanovさんのarxivは、

A categorification of the Jones polynomial
Link homology and categorification

です。

2011年4月18日月曜日

Hitchin系の記事

English version
2007年頃まで、en.wikiの上の"Hitchin system"という項目があり、もちろん現在も現代的な視点から、同一の項目は現在、立派なものが存在してます。昔の記事も捨てがたいと思い、ノートに写経していたものを、キーボードを叩き、記事にしました。(著者の名前は不明です。)

Hitchin System 【日本語】

21 Jun. 2012:この記事は、日本語版のwikipediaに新規登録しました.

マグネチックモノポールの記事

English version
2007年頃まで、en.wikiの上の"Magnetic Monopole"という項目があり、N.J.Hitchinの署名が入った記事が掲載されていました。もちろん現在も現代的な視点から、同一の項目は存在してます。昔の記事も捨てがたいと思い、ノートに写経していたものを、キーボードを叩き、記事にしました。(英文のままです。)

Magnetic Monopole【日本語】

2011年4月17日日曜日

Khovanovホモロジーのエピソード(続々)

Gukovさんの論文"Surface Operators and Knot Homologies"の中で、カテゴリ化がどのように扱われているかを述べました。中心的な課題は、Casson不変量です。また、Ben Websterさんのブログの続きも掲載しました。

Khovanovホモロジーのエピソード(続々)
(日本語が表示されませんので、ビットイメージといたしました。)

B. Websterさんのブログは、

Gukov on categorification and gauge theory II

です。

2011年4月16日土曜日

2011年4月15日金曜日

LHC 4月前半レポート

LHC 4月前半LHC レポートです。

4月前半レポート

Langlandsプログラムをめぐる話題XI

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第十一回目です。Jacob Lurieさんの幾何学的Langlands対応の成立の状況証拠の列挙から解説が始まる。Ursさんも自説を主張するが論争となる。

Langlandsプログラムとは何か?XI

2011年4月14日木曜日

USLHC それほど新しい粒子を発見したい(Pt. 1)

4月12日のUSLHCのBurton DeWildeさんの記事"So You Want to Discover A New Particle (Pt. 1)"を【日本語化】します。実験家の立場の記事です。標準モデルを超える粒子の発見が焦点。

それほど新しい粒子を発見したい(Pt. 1)【日本語】

原文は、

"So You Want to Discover A New Particle (Pt. 1)(in English)"

です。

Langlandsプログラムをめぐる話題X

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第十回目です。Urs SchreiberさんがLanglandsと物理からくる幾何学的Langlands対応を解説します。

Langlandsプログラムとは何か?X

2011年4月13日水曜日

Langlandsプログラムをめぐる話題IX

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第九回目です。Minhyong Kimさん、Todd Trimbleさんのコメント。John Baezさんのコメント。

Langlandsプログラムとは何か?IX

2011年4月12日火曜日

Langlandsプログラムをめぐる話題VIII

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第八回目です。Tate論文やArtinの話題がでて類体論の話になるも、Minhyong Kimさん「話が専門的になりすぎる」と。これを受けて、Todd Trimbleさんが、非専門家の立場から、見事な質問(というか解説)。

Langlandsプログラムとは何か?VIII

Langlandsプログラムをめぐる話題VII

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第七回目です。「Langlandsとは何か?」の説明でMatthew Emertonさんの独壇場になります。

Langlandsプログラムとは何か?VII

2011年4月11日月曜日

Langlandsプログラムをめぐる話題VI

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第六回目です。Langlandsとは何かのMinhyong Kimさんの説明に対する議論が深く進行しています。

Langlandsプログラムとは何か?VI

Langlandsプログラムをめぐる話題V

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第五回目です。Minhyong Kimさんが登場します。Minhyong Kimさんの説明がとにかく素晴らしいです。

Langlandsプログラムとは何か? V

2011年4月10日日曜日

Langlandsプログラムをめぐる話題IV

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第四回目です。後半、D. Ben-zviさんの発言。(途中、Gowersさんの文章の引用、うまく訳せないので英文の原文も載せています)

Langlandsプログラムとは何か? IV

2011年4月9日土曜日

Schimmrigkさんの講義II

Schimmrigkさんの講義のIIです。

Schimmrigkさんの講義II

最後は、途中で途切れてしまい、すみません。時間切れのようです。しかし、数論幾何が弦理論とどう関連しているかについて、一つの新鮮な見方を与えているように思えるのは、私だけでしょうか。また、読まれた方から、arxivの論文にも挑戦される方がおられれば、さいわいです。

2011年4月8日金曜日

Schimmrigkさんの講義I

Schimmrigkさんは、数論幾何をベースとして弦理論の研究をされておられます。講義をお聞きする機会がありましたので、ノートを公開します。

Schimmrigkさんの講義I

この講義の後に出た論文は、(ノートは数物の学生対象講演であり、arxivは論文です。レベルが異なりますのでご注意ください。)

Emergent spacetime from modular motives (arXiv: 0812.4450 [hep-th])

です。

2011年4月6日水曜日

USLHC CDFの“Wボゾン+dijets”が新しい何かヒントに

4月5日のUSLHCのF. Tanedoさんの記事"A hint of something new in "W+dijets" at CDF"を【対訳】をします。急遽、記事になったようです。

4月10日にコメントでの議論を反映した修正を加えました(赤字でいれてあります)。

CDFの“Wボゾン+dijets”が新しい何かヒントに【対訳】

4月24日、長いので、【日本語のみ版】を次に掲載しました。

USLHC CDFの“Wボゾン+dijets”が新しい何かヒントに(日本語版)

USLHCのブログ上のコメントでの議論の論点を記載しました。(論点を冒頭にまとめました。)

コメントの中の論点【日本語】

原文は、

"A hint of something new in "W+dijets" at CDF (in English)"

です。

4月12日:記事中のグラフの説明に難点がありそうです。

記事中のグラフの説明に難点【日本語】

元の"Cosmic Variance"の記事は、

"Science is Hard (in English)"

です。

以上、様々な角度から指摘もあるようですし、「統計を配慮していない」「データが蓄積されてもこの特徴は生き残らない」という指摘がプロの方々から、でているのも事実です。とはいえ、USLHCの若いかたが、次のLHCでどのようにしようとしているのか(どのようにしたいのか)の記事が、USLHCより4月7日に出ております。こちらは【対訳】にはしませんが、【日本語】にしましたので、充分に批判的な議論もあることを御理解の上、ご参考ください。

どうしたら CDF アノマリをチェックできるでしょうか?【日本語】

原文は、下記のMichael Schmittさんの記事


How should we check the CDF Anomaly? (In English)

2011年4月5日火曜日

Khovanovホモロジーのエピソード(続)

今回は、Gukovさんの論文"Surface Operators and Knot Homologies"の中で、カテゴリ化がどのように扱われているかを述べました。中心的な課題は、Atiyah-Floer予想です。Atiyah-Floer予想がどこから出てきたか、次元簡約やミラー対称性がカテゴリ化の中ではどのようにとらえられているのか。

Khovanovホモロジーのエピソード(続)

B. Websterさんのブログは、

Gukov on categorification and gauge theory

2011年4月2日土曜日

Khovanovホモロジーのエピソード

Khovanovホモロジーのエピソードとタイトルを付けましたが、「KhovanovホモロジーとBPS不変量を結びつける」考え方は、永らく期待されており、Wittenさんにより確立されたと理解されます。この過程で、カテゴリ化が強く意識されるようになりました。この背景に、Atiyah卿の質問『なぜJones多項式の係数は整数なのか』があります。

Khovanovホモロジーのエピソード

S. Gukovさんの論文は、

Surface Operators and Knot Homologies

P. Woitさんのブログの引用元は、

Khovanov Homology

です。

2011年4月1日金曜日

今後の方針(2011年4月1日)

ブログを開始してから、ちょうど1年たちました。今後も何年か維持するためのペースを考えます。2011年になってから、予想を超えるアクセスがあることに気づき、正直、驚いております。ブログのコメント欄、記載いただければ、能力と時間の許す限り、対応させていただきます。

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1、話題は数理物理関係に限定します。(これは、今後も維持します。)
2、説明調にします。オリジナルなものや、大きな労力のかかるものは能力がなくできません。(オリジナルなものが長く読まれていることがわかりました。プロ方々も大変な努力を払っておられること、やってみて理解いたしました。)
3、他の方の引用(ほとんど翻訳)は基本了解をいただいてからにします。少なくとも出所は明確にします。
4、今までのメール等でのやりとりしている内容の公開も、基本的にはメールの相手の同意を得てからにします。

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やはり、「(ミラー対称性を含む)Langlands対応と物理」の面白みを伝えるという線を中心にしたいと思っています。領域が広いこと、非常に難しいことから、私の理解の範囲を大きく超えています。7,8年ためていた内容を少しずつ見直しながら、少しづつレポートにします。

開始時には、この話題人気がないように思われました。「何故でしょうか」と問いもしましたが、しかし、領域が広いせいもあり、ゆっくりとした人気があるのだとやってみてわかりました。

場の理論(量子論)、ブラックホール(相対論)さらには、Riemann予想(数論)の三つが重なる領域に話が集中するようになりました。今後も当初方針で継続します。

(twitterと連動してます。twitterも事情がない限り、政治経済社会文化の話題扱わないことにしています。特にITの話題にいたしません。)

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半年のネタはあると思って始めましたが、やってみると意外にも1年たった今でも、公開したいノートがまだあることに戸惑っています。これから私のペースは、単調減少なのでしょう。他の有名な(この領域の国外の)大規模なブログが、様々な手法で実質的に複数の人たちで運営されていることを考えると、扱いかたを変更する必要があるのだと考えています。

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この間、声援をいただいたり、協力いただいた方々に、この場でお礼を申し上げます。今後とも、よろしくお願い申しあげます。

Langlandsプログラムをめぐる話題III

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第三回目です。P. Woitさん、D. Ben-zviさんが登場します。

Langlandsプログラムとは何か? III

LHC 3月後半レポート

LHC 3月後半LHC レポートです。

3月後半レポート