2011年4月12日火曜日

Langlandsプログラムをめぐる話題VII

English version
Langlandsプログラムをめぐる話題の第七回目です。「Langlandsとは何か?」の説明でMatthew Emertonさんの独壇場になります。

Langlandsプログラムとは何か?VII

2 件のコメント:

  1. 下記のコメント、ひとつ前のポストにつけていました。すみません。

    本記事の中で、M. Emertonさんが「Harris-Taylorにより(一般化された)Ramanujan予想が解けた」と言っていることは、ある条件が付くようです。無条件に成立すると言っているわけではないようです。

    この条件が何で、

    the generalized Ramanujan conjectureとSelberg's 1/4 conjectureが同値であることも指摘されていますが、

    点については別の機会にさせてください。

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  2. 匿名様より:

    Harris-Taylor はある特別なGL_n の保型表現に対して対応するGalois 表現をエタールコホモロジーを用いて構成し,その性質を調べています.この文脈においてはRamanujan予想はWeil 予想へと帰着されます.

    Harris-Taylorは、本となって、http://www.amazon.com/Geometry-Cohomology-Simple-Shimura-Varieties/dp/0691090920
    に出ています。タイトルは、"Geometry-Cohomology-Simple-Shimura-Varieties"です。

    この場合のRamanujan予想は(この本の)系VII.1.11 を指していると思います.(証明できているのはいくつかの条件を満たす表現に対してです)

    というコメントをいただいております。

    私は、お礼を返信させていただいております。

    なおSelberg1/4予想は、本記事の中でも、一般Ramanujan予想の結果としてEmertonさんの発言の中で、でてきますので、この点についても、別途に述べさせてください。

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