2011年4月29日金曜日

新しい噂(Higgs発見か?)の顛末

4月22日午前中(日本時間)新しい噂(ATLASでHiggs発見か?)が流れました。かなりの広がりを見せましたが、現在は収束しています。流した責任の一端はありますので、その顛末を記載しました。御一読下さい。

新しい噂(ATLASでHiggs発見か?)の顛末

また、別紙一覧は下記です。ご参考程度。

別紙一覧

連休明けから、今度は、『噂の針』が反対に振れてきた。これも、ご参考程度。Pitkanen先生は、もともと4月22日のHiggsの噂には慎重な態度でした。やはり4月25日のCERNの発表が重要なのだと思います。

別紙一覧(その2)

2 件のコメント:

  1. 5月8日には、Pitkanen先生が”ATLAS detects nothing in 110-150 GeV energy range”をブログに掲載していることで、気付きました。

    Pitkanen先生は4月21,22日あたりの噂に対しては、それはおかしいと名指しで、ブログ上で批判していたのですが、今度は、「110-150GeVには、何もない」と言いきっている。

    さらに、Woitさん、Lubos Motlさんにも似た内容の記事が掲載されている。

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  2. 日本時間5月31日am6:30頃に、Ressonanceのサイトに

    CDF: Wjj bump almost 5 sigma!!!

    という記事を出している。Rencontres de Bloisのコンファレンスで、CDFチームが150GeVの近くで、Wjjジェットが4.8シグマに達したという情報です。2か月前のarxivには、3.2シグマだったのだが、情報を整理して4.8シグマの値が出てきたようだ。

    しかし、Ressonanceも今度は慎重で、最後に「4.8で喜んではいけない。まだ標準理論は死んではいない、D0で独立の確認ができて、もしくはLHCで確認ができるまでは、、、」と結んでいる。

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