StromingerさんのHarvard Univ.の公開講座「ブラックホール-21世紀の調和振動子」の板書を『丸写し』しました。とても面白いのでお読みください。
１、ブラックホール論の歴史
２、数学や物理への応用
３、弦理論の現状と、今後の課題
元の【公開講座】は
The Harmonic Ocsillators of 21st Century (in English)
板書【丸写し】は
ブラックホール-21世紀の調和振動子
をクリックください。とても楽しいレクチャです。Stromingerさん最新の結果と主張が盛り込まれています。
28 Oct. 2010に、『Alex Maloneyさんがde Sitter空間の波動函数のことが重要である』との「FXQiの記事」をポストしているが、これはこの記事と非常に関連があるので、これの内容を改訂して、掲載するようにしたい。（記事自体は8月のネット記事）
返信削除28 Apr. 2010に、【翻訳】「量子重力理論の５つの課題」として、A. Stromingerさんのプレプリントの翻訳をしている。これは私のブログ公開の前の記事なので、これを書き直して、再度掲載することにする。Stromingerさんの『戦略』的には、この課題の整理が該当しているようだし、参考文献の紹介も充実している。このプレプリントは一般向けを意識しているのだと思う。
返信削除個人的にコメントをいただきました。
返信削除※１ 「ブラックホール-21世紀の調和振動子」は刺激的なタイトル。内容はタイトル以上に過激。
※２ 乱流を重力に写像して解けるかも知れないという示唆は、ブッとび気味と思う反面、数理科学の1月号に記事にあった数論的量子カオスを考えるとあながち荒唐無稽とはいえないかも知れない。
○○さんは、原論文(arXiv:1101.2451)を読まれた上で、
返信削除１、宇宙検閲官仮説の重要性の指摘
２、数学的構造が明確になると自然に思えてくるとの指摘
ありました。この指摘は、私がとらえ返しています。
23 Dec. 2012 Sachdev先生のScientific Americanの記事
返信削除物性の話、Sachdev先生がAmerican Scientific 2013一月号に記事を書いている．H.P．にも出ている．タイトルは、『Strange and Stringy』：http://bitly.com/RasCnT この記事とても面白い．とても分かりやすい．ただし、このURLは全文が掲載されていないので、全文が掲載されているSachdev先生のH.P.はこちら：http://bitly.com/VXTSTS
内容なそれほど難しいことを書いているわけではなくて、固体、液体、気体の相転移の話から始まって、超電導BCS理論が易しく書いてある．固体液体気体という相以外にも隠れた相があることも記述されている．ストリングに対する立場性みたいなこともはっきり書かれてある．｢余剰次元が正しいかどうかとか、素粒子物理への応用がどうだには興味がない｣と、興味あることは、重力/gauge対応で弦のもたらして双対性だけが興味があるとのこと．共形的な量子物性、圧縮可能な量子物性．しかし、良くこれだけの文章に記述できると驚きます．
内容は、電子のエンタングルメントが、弦理論での余剰次元を考えることで、余次元の距離として現れる。弦理論の双対性-AdS/CMTという対応でHolographicな対応を使い、物性を明らかにするという話．面白い．
逆にブラックホールとか、Hawking輻射（の類似）が物性実験で検証できないかと気になってしょうがない．この話は、IPMUの広報か何かにあったようだ．あったあった、青木、大栗両先生対談の結果は、『素粒子論のランドスケープ』：http://bitly.com/UmqqdP
１、物性物理学のトポロジカルな相を分類できるか？
２、物性現象を使ってAdS/CFT対応を検証できるか？
３、モット絶縁体を場の理論を使って記述できるか？
４、『負符号問題』が示唆する物理は何か？
５、超弦理論ではラグランジアンの存在しない場の理論の例が知られているが、このような模型は物性には現れるか？
ウーン、強いて言えば、２かな、
Sachdevさんのarxivを眺めたら、1107.5321や1108.1197v4が該当するのだろうか。講演ビデオもある．http://bitly.com/RcvUXL タイトルは、『エンタングルメント,ホログラフィー、物質の量子相』というタイトル