2011年12月12日月曜日

東大物理学科でのセミナ{お話}のAgenda

English version
昨日12月11日にTokyo UNIV. 物理学科でインフォーマルですが、セミナでおおよそ3時間に渡り、トークを行わせていただきました。私の一般の友人の2名を含め、8名に私のトークを聞いていただきました。若人が主要な相手ですから、私は「(数理)物理にとって代数幾何と数論幾何が重要なのです」との主張をさせていただきました。喜んでお聞きいただけたこと、感謝しております。内容は、当初は10月23日の『ゼータ函数と統計力学』と思ったのですが、前日に「物理と数学の筋力トレーニング」をやってもとても若い方にかないそうにないので、文献紹介を兼ねた「お話」にするということで、急遽agendaを作成しました。(物理数学の筋力トレーニングとは、「ゼータ函数と統計力学」の中でいえば、Jordan標準形、数論的函数、解析数論の入門、古典統計力学、量子統計力学、ランダムウォークあたりを指しています。)

Agendaです(誤字脱字を修正しております。)

Zeta Function and Correlation Function

タイトルはセミナのタイトルに合わせさせていただきました。

なお、内容の詳細はほぼ私のブログに記載してあることが多いです。初めてのものもあります。

7 件のコメント:

  1. 実は、準備していた

    1、CMS_\betaの話、Connesさんの議論の心臓部
    2、Witten-E.FrenkelさんのArthur予想の話から
      のS-duality

    の2つは、あまりできませんでした。それに比べて、代数幾何と数論幾何が物理にとっても重要ということは、雑談の中でも非常に強調されていたし私も主張させていただきました。

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  2. 12/25 リンクをはり、追加コメントを入れました

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  3. 最初に紹介した、Borcherdsの"Monstrous moonshine and monstrous Lie superalgebras."は、少し難しいので、

    "Sporadic groups and string theory"という同じくBorcherdsが1992年がヨーロッパの数学会で発表用に作成したと思われる文章が分かり易いと思います。

    これは、

    http://math.berkeley.edu/~reb/papers/ecm/ecm.pdf

    に現在もあります。arxivには掲載されていません。こちらをおすすめします。

    こちらの解説も、脇本先生の『無限次元Lie環』を読みつつ、読んだ記憶があります。

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  4. (ホモロジカル)ミラー対称性の入門(?)書としては、

    KapustinさんとOrlovさんの

    LECTURES ON MIRROR SYMMETRY, DERIVED CATEGORIES, AND D-BRANES: arXiv:math/0308173
    が良いのではないだろうか。

    しかし、abstructには数学向けと書いてある。物理向けとは書いてない。

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  5. ミラー対称性の書籍に、Sheldon H. Kac先生らの

    "Mirror Symmetry and Algebraic Geeomety" AMS 1999

    "Mirror Symmetry" Clay Math. Inst. AMS (2003)

    など有名な本があるが、昨日、本屋で見つけた。

    「数え上げ幾何と弦理論」日本評論社 Sheldon Kac先生著 清水勇二先生の訳

    というのがでている。上記2冊のほうがなんでも書いてありますが、大事なことを凝縮して書かれているように思います。

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  6. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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    1. コメントありがとうございます.感謝いたします。

      またよろしくお願いいたします。

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