2011年3月1日火曜日

私が弦理論を好きな4つの理由

English version
Lubos Motlさんのブログに掲載された"Four reasons why I like string theory"を日本語化します。ゲストで記事を書いているかたは、Phil Gibbsという方です。

私が弦理論を好きな4つの理由

原文は、

Four reasons why I like string theory (in English)

この記事もLHCでの超対称性粒子の探索と関連します。私は、この意見と同じ意見を持っているわけではありません。理解できていないところもあります。しかし典型的な意見だと思うので掲載しました。弦理論の持っている意味、LHCの実験との関係、「人間原理」など、、、

3 件のコメント:

  1. この文章の中の「カエルの例」ってのは何を指しているのだろうか。

    急に熱いお湯に入れると飛び出てくる。

    だんだんあっためると逃げる機会を失い、死んでしまう。

    という例。

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  2. もとの版にある図(イラストのようなイメージ図)をいれさせていただきました。(Lubos Motlさんと著者の方ごめんなさい)

    カエルの例は、超対称性の検出に関する期待のことで、つまりもっと急激にエネルギーを加えると、何らかの超対称性の実験的兆候、もしくは新しい物理が現れるのではないかという期待を、たとえているのだろうとは思うのだが具体的には、本当は何をさしているのか、そしてそれが妥当なのか。

    1、量子重力論は、弦理論の中から(弦理論の巨人たちが異なる意見を提示しているようであるから)「一本化された弦理論が、唯一の候補であり云々、、、」という議論はにわかには賛成しずらい昨今です。

    未だに正しいコンパクト化が何かについて未解決という指摘は、確かにその通りだと思います。

    2、カエルの比喩がうまく理解できていません。超対称性そのものはともかく、その表れがどうなるのかについては多くの議論のあるところと思います。最後の多元(多重)宇宙へ結びつけるところは理解できません。

    3、ホログラフィック(AdS/CFT)が弦理論から出てきたことはその通りであり、これは非常に大きな20世紀物理学の最後の成果なのだと思います。

    4、この多元(多重)宇宙は、「人間原理」は、理解しかねています。

    ループ重力理論で結び目多項式やスピンネットワークが重要なことは理解できますし、ループ重力理論がエントロピー公式を説明できることも了解しています、しかし、WittenさんのKhovanovホモロジーと結び目理論との関係が、ループ重力理論と関係するかどうかは明らかなことではないように思います。これが説明できるとするとそれは素晴らしいのだと思います。

    私の勝手なコメントです。

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  3. ループ重力とwitten理論に関して言及している部分は、

    arXiv:gr-qc/0212096v3 Immirzi parameter

    のことをいっているのかもしれない。

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