S-双対の起源について友人と話をしたことを記事にしました。S-双対とAuthur予想という一見関係のないことを結びつけるところが、最もミステリアスです。
第3回目は、Authur論文の背後には線型代数の基礎にある定理(線型写像は、半単純な線型写像とベキ単な線型写像という2つの線型写像に一意に分解するという定理)があるのではということが言いたいだけです。これでS-双対の秘密が明らかになったわけではありませんが、基礎となる部分は線型性であるという認識を大いに深めました。
最近のWittenさんの論文III(S-双対の起源)
ところでAutherさんの論文の題名は、
UNIPOTENT AUTOMORPHIC REPRESENTATIONS: CONJECTURES
という1989年の論文です。砂田先生の線型代数の本は岩波書店のものです。
これは友人に話をしてあり、お会いしたときに質問をいただき、持ち帰りで回答をしたものです。確信な問題は、
返信削除S-双対はArthur予想に関連している。
Arthur予想の中で言われていることの、ベキ零部分と線型部分の分解の話は線型代数の基本的な定理に帰着できること
が核心的な問題であることを申したいだけです。この点をかなり独断的なことなので、放言暴言集といっております。